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線量計で公園の放射能を測りました!

一か月ほど前になりますが…

2月17日『放射能とは?!』と題した学習会と上社西部第1公園(くまさん公園)の放射能測定を行いました。当日は子育て小組のママ&子ども達を中心に会員外のご近所の夫婦の方、熟年の男性2人など約50人もの参加となりました。

 公園のいろいろな場所の地表と地表から1m上を測っていきましたが、数値は比較的安心できるものでホッとしました。砂場を深く掘ったところとか、木々の枯葉の落ちているところなどは高いのではと心配しましたがどちらも大丈夫な数値でした。

 学習の内容は放射能物質により放射能が出され、外部被ばくと内部被ばくがあり、放射線が細胞のDNAを傷つけて癌細胞を作ります。子どもは大人に比べて放射線の感受性が高いので心配です。放射線物質の種類によって半減するまでに8日位から30年以上かかるモノまであり、セシウム134、137は筋肉につきやすく、ストロンチウム90は骨にたまりやすい等、様々な種類がありました。食品はまず洗う事をおすすめします。

 会場からは水は大丈夫なのか?雨や雪はどうなのか?魚や貝は食べても良いのか?などの質問が出されました。現在、食べ物の測定をしてくれる所は数か所の為、測定器の購入補助を自治体に呼び掛けるなど運動が始まっているそうです。

 4月から食品の放射性セシウムの基準が強化されますが、私たちも様々な声をあげることが大切なんだなと感じました。


放射線測定結果

(単位:マイクロシーベルト毎時)

*測定器は堀場製作所「環境放射線モニタ Radi」

公園名 上社西部第一公園
測定日 2012年2月17日
天候 くもり
測定場所 地上1m 地表
入口(コンクリート) 0.055 0.058
砂場 0.071 0.103
砂を掘って10cm下を測定   0.110
水飲み場 0.078 0.082
水飲み場の横の土の上   0.090
植え込み 0.074 0.086
ブランコ 0.085 0.085
木の幹 0.062 0.053

◎公園の放射線量はどうみたらいいか

 愛知県の空間放射線量は過去の最大値 0.07マイクロシーベルト

 0.1マイクロシーベルトぐらいであれば、福島原発からの飛来はないと考えてよいと思います。これらの検出した放射線は、大気中、土壌からの自然放射線です。

 放射線量の高い福島県では、1時間あたり0.23マイクロシーベルト以上のところで放射性物質の除染が行われています。