子どもの救急講座!

 7/9、いつも親子リズム「カンガルー」が活動している時間と場所を使って丘の会班の班会を行いました。名東消防署の方を呼んでの「子どもの救急講座」です。親子リズムと赤ちゃんサークル「パピー」のメンバーの他に、会員外の方が4組来てくださいました。

 子ども達がワ~ワ~騒ぐなかでの講座でしたが、現役救急隊員の方の実体験を交えた話はとても興味深く、ためになるものでした。

 救急隊員の方でも、自分の子どもにはヒヤリとするような失敗(洗面台の引き出しの剃刀やお風呂のボッチャン等)があるという話は親近感が湧くと共に、子どもの救急は、まず大人が予防する事が大事というのが、身に染みました。

 AEDの実物と使い方の実演は迫力があり…ま、実際、このような場面に出会ったらオロオロしてしまうと思いますが、ちょっと心構えができたかな?

 

 ところで皆さんは、名古屋市全域で救急車が何台あるか、知っていますか?各区に2台づつ×16区=32台+アルファの36台!と、いう訳で、名東区は現在、2台。この先、もう一台増やす予定はありますが、まだ先との事です。

 この36台がフル稼働していて…この講座も「万が一の場合は、行けませんので…」との条件付でした。また、この講座中、名東区内で出動要請があった場合、区内の車は出払っているので、天白区から来てもらわなければいけないとの事でした。(隊員の方が使っていた車は、もちろん救急車ではありませんでしたよ。)

 台数を増やす為には、同時に隊員も増やさなければいけないのですが、公務員を減らす傾向の中では、なかなか難しいそうです。 

 救急車を呼ぶ基準の話では、そんなフル稼働の状態に加え、受け入れ側のキャパの問題(入院用ベッド数に限りがある等)もあり、夜間・休日の場合、自力で移動できる状態であれば、救急車を待つよりも直接、開いている病院(名東区の場合、八事日赤など)へ行った方が、早く、確実に診てもらえるとの事でした。

 とはいえ…子どもの緊急時って、自分の事以上に、オロオロしてしまいますよね。そんな時に、参考になるガイドブックが名古屋市のホームページからダウンロード出来ます。

名古屋市:小児救急ガイドブック(こどもの救急箱)

[名古屋市ホームページ→暮らしの情報→健康と子育て→小児救急救急ガイドブック(こどもの救急箱)]

 いざという時は来てほしくないですが、心構えという意味で、この講座をやって良かったなと思いました。