安倍政権は、自民、公明両党に海外での武力行使を無制限に可能にする解釈改憲の閣議決定最終案を提示し、1日にも決定しようとしています。
そんな中、6月21日に行われた名東支部大会で「今、私たちにできることは、早急に声を届けその声を大きくし世論を作り出していくこと」などが確認されました。それを受け、今年度新常任を引き受けてくれたかみやしろ班のWさんが、安倍政権の動きをなんとか止めたいという思いから、班委員会で請願書提出を提案し班で決議、支部もそれに便乗してすぐに書類を整え市議会の各会派の議員をまわり、5人の議員さんに紹介議員になっていただき、27日、請願書提出期限ぎりぎりに無事に提出することができました。
以下 Wさんのまとめです。
安倍政権の集団的自衛権行使を容認する動きが加速しているのを受け、6月21日の時点で102の地方議会が集団的自衛権の憲法解釈による行使容認に対して反対を求めて意見書を可決し提出をしていました。そんな中、名古屋市はまだ「反対」も「慎重に」も意見書を出していませんでした。安倍政権の動きをなんとか止めたいという思いで、名東支部も「名古屋市議会から、国会及び政府に対し、集団的自衛権の憲法解釈による行使容認について反対する意見書の提出を求める請願書」を提出することにしました。紹介議員(賛同してくれる議員)が見つかれば請願書として、見つからなければ陳情書として扱われることになります。請願書になると各会派が検討した上で態度を表明しなければいけません。
請願書提出期限の前日から紹介議員を探し議員回りを始めるという、少し無茶なスケジュールでしたが、なんとか全会派の部屋を回りました。
各会派の依頼時の反応と翌日のお返事の要約は以下のとおりです。
●民主党「検討する時間がない」→「時間がなかった」
●民政クラブ「他議員に回して検討する」→「ちょっと内容が極端すぎて意見が分かれた」
●減税日本ナゴヤ「他議員に回して検討する」→「慎重にという意見書なら全員賛同できたかも」
●共産党「ちょうど取り組んでいたところ」→会派全員紹介議員に
●自民党 受付に提出→「国政を見守りたい」
●公明党 受付に提出→「紹介議員にはなれない」
●地方分権改革会 書き置きで依頼→「意見できる程知識がない」
ほとんどの会派でたった一日で検討してもらえたことには感謝しています。そして、何より5人の方に紹介議員(わしの恵子さん、田口一登さん、山口清明さん、岡田ゆき子さん、さはしあこさん)になって頂けたことに大変感謝し、ほっとしました。
ただ、全会派の部屋を回ったつもりが、複数の会派で一部屋を共同で使っている場合は、一つの会派にしか渡してないことになり、全会派には依頼しきれていませんでした。この失敗はぜひ次回に活かしたいです。
そして、この広い名古屋市で、この内容の請願書はどこからもまだ出ていないという事実が分かりました。私たちが一番だそうです。嬉しい気持ちもありますが、残念な気もして素直に喜べませんでした。無関心な人が増えてしまったのかもしれませんが、これからも平和に向けてじわじわと行動していきたいですね。
この請願を委員会で検討する際に、3分程度意見を述べることができます。傍聴に来る人が多ければ、検討する担当議員さんたちも市民の意識の高さを感じてくれるそうなので、日程はまだ決まっていませんがお時間のある方はぜひ傍聴に来て下さい。
大会後、ひまわり班、かみやしろ班でも「私は言いたいカード」を首相官邸などにFAXしています。紹介議員になっていただいた共産党の市会議員の山口議員から、国の動きが速すぎて追いついていけない気持ちになりますが、請願提出期限など気にせずいろんな人や団体が早急に何度も請願や陳情し議員まわりをすることが必要と助言をいただきました。地道ですが、FAXも大いに意味があるそうです。是非、支部から班から声をあげて行動していきましょう!